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コンテナ投資 成功する人、失敗する人

最近話題のコンテナ投資ですが、何に投資するかというとコンテナを収納スペースとしてレンタルするビジネス、貸倉庫やトランクルームのような不動産運用ビジネスに投資します。高利回り、初期投資の少なさなどから手軽に儲けられそうなイメージがありますが、投資は投資であって、成功することもあれば失敗することもあります。

遊んでいる土地を運用したい人、純粋に資金だけ出したい人、投資の形態は人それぞれですが、他の不動産投資と同じようにコンテナ投資がどのようなビジネスなのか「事業」として評価できるかどうかが、成功と失敗の分かれ目です。

コンテナ投資、その投資先の業態は「賃貸業」です。貸ビル、貸倉庫、駐車場などと同じ、手持ちの土地を分割してそのそれぞれを第三者に貸して、その賃貸料を収入源とします。運用にかかる費用も同じです。その設備を管理する費用、顧客を勧誘する広告費など同様にかかります。

コンテナの貸出先は基本的に個人です。法人のこともあるでしょうが、「コンテナ」である都合上、あまり待遇に区別は付けられません。個人を対象とした料金体系や約款、サービス体制を構築する必要があります。

貸倉庫などと違う部分は、運用する設備が簡素だということが、まず挙げられます。倉庫に建屋など作る必要もなく、コンテナを用意するだけです。建築の必要がないので撤去も簡単、レッカー移動するだけで土地内でのレイアウト変更も簡単です、事業としての撤退も含めて、変更を入れることに非常に柔軟性があります。また、設備が簡素だということは設備への初期投資が少なくて済むということでもあります。

もうひとつ、事業を展開できる場所の自由度が高いということです。コンテナに格納するわけですから、屋内のトランクルームなどには入れられないバイクなども格納できますが、一般的なコンテナは幅6メートル、高さと奥行き2メートル、それなりの土地は必要です。しかし、「それなりの土地」なら都心部では駐車場のほうが実入りがいいでしょうし、郊外ならば貸倉庫として企業相手の方が確かです。収益になるスポットは限られてきます。逆に、コンテナひとつ置けるスペースがあるにならば、路地裏の隙間スペースでも始められるということです。

耕作放棄地などの郊外、旧社屋の遊休地などあまり交通の便がよくないところで始めることも多いでしょう。コンテナは上に積み上げるとアクセスが非常に大変になるため、平積みの状態で運用しますので、一箇所からの収益はさほど大きくないかもしれません。ただ、コンテナがひとつ置ければ運用できるため、複数箇所で運用するのも難しくはありません。複数箇所のグロスで収益を考えてみる方向も十分あり得ます。

自由度の高い事業だけに評価は難しいかもしれませんが、それだけに工夫と努力次第で高収入を上げられる事業だということもできます。見方によっては非常に「楽しい」投資です。

お知らせ

[2017年01月19日] ホームページを更新しました。

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